仮面ライダーアマゾンの魅力

仮面ライダーアマゾンとは

初代仮面ライダー・仮面ライダーV3・仮面ライダーXに続く

仮面ライダーシリーズ第4弾として放送されたのが

『仮面ライダーアマゾン』

6人目の仮面ライダーであるアマゾンライダーは

今までの5人には全くなかった独特な雰囲気を漂わせた仮面ライダーです

この作品の特徴としてまず挙げられるのが

主人公である山本大介がジャングル育ちの野生人であることです

第1話登場の際は獣達しかいない環境下で育っていたため

日本語を話すことができません

そしてターザンのような恰好で上半身は裸でした

変身後のアマゾンの姿も特徴的で

Xライダーのサイボーグ的容姿とは真逆の

腕や背中にヒレがついたトカゲのような獣的容姿となっています

闘い方も独特で

相手にかみついたり腕のヒレを使って身体を切断したりなど

野性的な戦闘方法をとっています

この革新的な設定が仇となり

子供たちの仮面ライダー離れが起きてしまいます

物語後半では戦い方も従来のパンチやキック中心に改変され

人間の味方になるモグラ獣人の登場によりコミカルな演出を増やすことで

軌道修正がなされました

ストーリー

幼少期より南米のジャングルで育った日本人、アマゾンこと山本大介は

長老バゴーによってギギの腕輪を移植という形で託され

反乱を起こしたゲドンの十面鬼の手から

この腕輪を守るために自己催眠により日本へとやってきます

日本へ来たばかりのころは

言葉もわからず、文明にも適応できず

ゲドンとの闘いから目を背けるほどのホームシックにかかっていました

各シリーズお馴染みのおやっさんこと 立花藤兵衛より

専用バイク“ジャングラー”をプレゼントされた時も

バイクに対する嫌悪感から海へ投げ捨ててしまうほど

文明に対しての抵抗はものすごいものでした

それでも、出会った少年まさひこや姉りつ子

そして立花藤兵衛たちとの出会いにより

“トモダチ”という大切な存在を手に入れることで

日本での生活に馴染んでいきます

ギギの腕輪を狙って襲い掛かるゲドンの怪人たち

アマゾンは大切な仲間を守るために身体を傷つけながらも

怪人を打倒していきます

ついにゲドンの十面鬼を倒しますが

その水面下で暗躍していたゼロ大帝率いるガランダー帝国が現れます

日本制服を狙うガランダー帝国は

ゲドンよりもさらに卑劣で強力な組織でしたが

ギギの腕輪に加えてガガの腕輪を手に入れ

新たな力を手に入れたアマゾンライダーにより

真のゼロ大帝は倒されます

ガランダー帝国は消滅し、日本の平和を取り戻した山本大介は

わが故郷である南米へと飛び立っていくのでした

考察

私が幼少期に見た時の印象は

『気持ち悪い』

でした

Xライダーの時に感じた薄気味悪さとはまた違う

獣や昆虫をリアルに再現した怪人のフォルム

主人公である山本大介が敵と戦う際に身体の一部をかみちぎったりなど

グロテスクな表現が多くみられるようになっていました

制作者側の意図としては

本当の意味での原点回帰を目指したもので

仮面ライダーのルーツを重んじた産物であるのですが

やはり当時の子供たちにもハマらなかったようで

後半は軌道修正されたものの

一度離れた子供たちを呼び戻すことはかないませんでした

ですがこの作品もXライダー同様

大人になって見て初めて分かる魅力を持った作品であるといえます

ヒトというよりも獣の存在に近いアマゾンの戦い方は

過去の作品のどれにも当てはまらなく

生身の状態でも幹部クラスの怪人と渡り歩くほどの戦闘能力を発揮し

変身に依存しないその姿は惹かれるものがあります

また、自然に育てられた存在だからこその苦悩もまた感慨深く

初めジャングラーを与えられたときはバイクの音に嫌悪感を抱き

絶対に乗るもんかと拒絶をするのですが

それでも守るべきもののためにそれを克服し

バイクに乗って敵を追うアマゾンの表情は

短期間で先進国日本に適応していく逞しさを感じました

もう一つの魅力で挙げられるのが

人間の味方をするモグラ獣人の登場です

当初はゲドンの一員でありアマゾンに対抗する怪人でしたが

戦闘能力はなくアマゾンに退けられてからは

まさひこやアマゾンのトモダチとなって協力をするようになります

彼の存在は悪の存在とされる者でも改心するこころがあること

正義のこころを持つようになることを教えてくれています

日本を守るためにガランダー帝国に立ち向かい

命を落としてしまった時の悲しみ

そんな彼を「勇気の士」とたたえて弔う姿が

本当の意味で教えられるべき心ではないかと強く感じました

まとめ

原点回帰をはかった今作仮面ライダーアマゾンは

そのリアルさを追求するあまり子供たちの人気は思うように得られませんでした

他作品と比べて話数も少ないため物語の厚みとしては

それほど多くないかもしれません

しかし過去の作品にはない要素によって与えられた教訓は

決して薄っぺらいものではなく

むしろ最も教育にいい作品ではないかと思えるほどのであります

現在、改めて注目を浴び

全く別の物語ではありますが

「仮面ライダーアマゾンズ」として復活しています

様々なアマゾン遺伝子を持った仮面ライダーが多く登場しますので

こちらもよかったら一度ご覧になって見てください

仮面ライダーアマゾン Vol.1

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