アニメ『キングダム』第1シリーズ17話:伍って何?

皆さまこんにちは。GAWASHIです。

今回、ついに初陣を飾る信は、魏国への進軍に参加します。

その中でまず出てくるワードが“伍”です。

これは末端の歩兵たちが五人一組を組んで行動する兵法を意味しており、NARUTOなんかで4人一組で隊を組む時に使われるフォーマンセルみたいなものです。

本記事ではこの“伍”について少し触れてみたいと思います。

伍って何?

上記で少し述べた通り“伍”とは戦争において歩兵が組む小隊のことを指します。

言葉通り5人一組で構成され、そのうち伍を束ねるものを伍長といいます。

キングダムにおいて、信はこの伍を組むことに苦戦します。

というのも、自由にメンバーを組むことが可能であるのですが、皆生き残るために強いメンツを集めようと必死なので、見た目が屈強な者から引き抜かれていきます。

しかし、今回が初陣となる小柄な信は、見た目から強さを理解されず誰からも声をかけられません。

こういった者たちが最後まで残ってしまい、残り者同士で伍を組む羽目になってしまいます。

信も結局、今回が初陣となる同郷の尾到と尾平、謎の覆面と装束を身に纏った羌瘣と名乗る人物、そして毎回残り物で伍を組み、伍長を務め、周囲に馬鹿にされている澤圭(たくけい)の5人で伍を組むことになります。

信にとってはこの“伍”が大将軍への道の第一歩となり、ここから、まず百人将までのし上がることが重要となります。

そこから武功を挙げていけば、三百人将、千人将、三千人将、五千人将を経て、将軍という称号を与えられるのです。

先の道のりはまだまだ長いですが、これからの信の成長を見守っていくことにしましょう。

伍には厳しい規律がある!?

キングダムでは自由にメンバーを決め、伍を組んでいますが。

この伍には様々な厳しい規律が存在していたことが中華の戦国時代に記されたとされている兵法書“尉繚子”に記載されています。

伍を組むには証書の提出が必要

伍長は伍を組むためにまず連帯責任の証書を上級指揮官に提出する必要があります。

この連帯責任とは一体何なのか。

それは伍の中から戦死者が出た場合、その同数の敵を討たなければ全員が処刑されその財産を奪われてしまうというもの。

非常に怖い連帯責任ですよね。

結果が全てであり、その結果が出なければ罰を受けてしまう。

こんな重圧を背負うくらいなら伍長なんかになりたくないと考えるものですが、逆に戦死者を出さずに敵を殺しその首を持ち帰れば、表彰され、賞与を受けることができるため、進んでなる者も多かったといわれています。

このほかにも伍や伍長には以下のようなルールが設けられています。

伍長には部下の訓練義務がある

連帯責任の証書を提出してから、伍長は部下たちを訓練しなければなりません。

これを怠ると軍規違反で処罰されてしまいます。

つまり、キングダムのように戦当日に伍を組むのではなく、事前に伍を組んで戦に向けて準備をすることが通例で会ったことが伺えます。

また、伍の中で命令違反をするもの、戦意がないものがいると判断された場合も連帯責任で軍規違反で処罰されてしまいます。

さらに、伍の中で罪を犯した者がいた場合は内部告発をしなければならなりません。

その際、申告すれば当事者のみが罰せられるという掟があります。

上記の通り、この伍のルールの背景には、法の制約を設けて歩兵たちがさぼれないような縛りを設け、結果が出なければ処罰を受けてしまうという恐怖による支配が主流であったことが容易に想像できます。

日本における伍

日本においても、この中華の伍を参考に五人一組の組織に用いられていました。

同じく五人組の頭としてこの伍長という言葉も用いられています。

時代の変遷に沿ってその名前や形は変化していますが、初めは幕末新選組の時代に組長の下に置かれた役職としてせていされていたようです。

その後、明治初期の大日本帝国陸軍における階級として用いられ、別に憲兵分隊にも同盟の役職が置かれますが、階級の伍長と区別するために後に班長と改称されています。

明治32年以降は大日本帝国陸軍の下士官の最下級の階級として用いられていた二等軍曹を伍長と改称されました。

そのほかには海軍や消防の中の階級の一つとして伍長という役職が用いられています。

最後に

というわけで今回ご紹介した“伍”というのは、末端歩兵の小隊に用いられた基本的な言葉ですが、後の時代にも多く利用されるほど基本として重宝されてきた言葉であります。

信もまだ残り物の伍の一員でしかありませんが、ここから天下の大将軍へと上り詰めていくわけですね。

今回の魏との戦いでも初戦にして大きく成長を遂げますので、その様子も次回以降の記事でご紹介したいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

あなたのその一読が最高の喜びです。

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